一気読み

2003年8月20日
うちにあった本を昨日から読んでいる。(確か○○○オフでまとめ買いされてきたものだったかな)

で,読んでいるのが,真保裕一の「奇跡の人」。文庫本で結構分厚かったけれど,一気に読めたのだ。

小さな頃から本が好きだったせいか,本を読む速度は,割と速い。文庫本も普通くらいの長さ(ってどんぐらい?だけどね)なら1日で楽勝なのだ。但し興味がある分野でね。

奇跡の人。良かったぁ〜。一度死んでしまった自分から新しい自分へ。
でも死んだのは,過去の記憶であって,身体そのものや自らが関わってきたものとは縁がどこからともなく繋がっている。その縁が,主人公を翻弄させるのだ。
時には情熱的に心の赴くままに行動に走ってしまう主人公に,大人が普段掛けているブレーキが外れたら,こうなってしまうのかな,と感じた。
失われた過去を自分の手中に入れたいという切ない気持ち。私は経験ないけれど,もし自分がそうならば,周りを省みることなく突っ走ってしまうのかもしれない。

夏休みの読書。
昔からやりなさい,って言われていたけど,のんびりした気候のときには,何かを考えるのに,手助けになることなんだろうな。

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